教育課程論
健康福祉学部 栄養学科
授業科目 | 教育課程論 | ||
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科目概要?形式 | 1単位?15時間 教職必修 | 配当年次 | 2年 後期 |
科目責任者 | 浅田 豊 | 担当者 | 浅田 豊 |
1.科目のねらい?目標
教育課程とは、学校や子ども、地域の実態等に基づいて計画的に組織?編成された教育活動のプログラムである。その基準となるのが学習指導要領で、戦後約10年ごとに改訂されてきた。旧カリキュラムは、平成10年4月に改訂が行われ(平成13年4月完全実施)、極めて高い関心をよんだ。完全週休2日制の実施に伴い、教育内容の厳選を行ったが、「総合的な学習の時間」を新たに設けたこと等が注目された。
また、今回新しく改訂された現行の学習指導要領は、平成20年度に公示、21年度より段階的移行がなされたものであり、23年度(小学校)?24年度(中学校)より完全実施が進んできている。さらに、次期学習指導要領の検討等も進んでいる。
本講義では、教育課程の理論、歴史的変遷、実践面、政策面の全般について概説するとともに、新学習指導要領の改訂のポイント等を講じる。
2.授業計画?内容
第1回:教育課程の意義と役割:理論的背景
第2回:教育課程編成?構成要件
第3回:教育課程の変遷1
第4回:教育課程の変遷2
第5回:新しい学力観
第6回:カリキュラムと総合的な学習の時間
第7回:教育課程と評価
第8回:教育課程の今後の課題
3.教科書
教科書は用いず、オリジナルの教材等を用いる。
4.参考書
講義中に、適宜紹介する。
5.成績評価方法
試験(80%)、授業への参加度(20%)をもとに総合的に評価する。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
例年高い満足度が得られていると理解するが、質疑応答への対応や自己学習の促進を含み、さらに授業の質を向上させるよう、授業の工夫?改善を重ねていきたいと考える。とくに教材研究を一層継続していく。
7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)
グループワークや意見発表等の機会を適宜活用し、アクティブな学習の支援?双方向的な講義となるよう心がけます。